自然のまま。ありのまま。ひがしこうち旅

Vol.05

地域の観光振興に尽力する室戸市観光協会の人たち

一般社団法人 室戸市観光協会 会長 永野眞司さん

高知を代表する観光地のひとつ、高知県室戸市。
ここにはたくさんの魅力があります。


室戸市の象徴とも言える、室戸岬灯台のレンズの大きさは直径2m60cm、光達距離約49kmと日本一の規模を誇っています。海に出る船舶を見守り、光を照らし続けています。そして、室戸市全域がジオパークエリアとして指定されており、古くから残る街並みや暖かい地域で育つ亜熱帯性植物のアコウ、海底の地層が地上に表れたサイトなどいろいろな見所が存在します。2011 (平成23)年には、ユネスコ世界ジオパークとして認定されるなど日本国内だけでなく、海外からも注目を浴びています。


多くの自然や文化、歴史が残る室戸市には、地元住民や観光客に寄り添いながら、地域の観光振興に取り組む室戸市観光協会の人たちがいます。

充実した観光パンフレットやお土産を取り揃えている館内

国道55号線沿い、室戸岬から大海原を眺める中岡慎太郎像の目の前に室戸市観光協会案内所はあります。館内には、休憩スペースがあり、様々な観光パンフレットや地元のお土産物がずらっと並び、観光客やお遍路さんにとって利用しやすいスポットです。その観光協会の会長を務めるのが永野眞司さんです。

2017(平成29)年2月に会長に就任した永野さんは室戸市観光協会が一般社団法人になる前から理事、副会長としてサポートしてきまた。若い役員さんが少なくなった現在もこの観光協会を支え続けています。

「一般社団法人になる前から理事でしたので、前からのいきさつなど、観光協会のことを僕が一番よく知っているんですよ。」

永野さんにとって室戸の魅力とは

会長になったいま、室戸の特長を聞いてみると「昔からあるお寺にお祭り、豊かな自然や魚、野菜といった豊富な食材などいっぱいありすぎて、高知をまるごと縮小したような感じのところだと思います。室戸市は羽根川が流れていますが、以前、テレビで紹介された時、その翌週にはフライフィッシングを楽しむ人で溢れかえりました。まだまだ売り出せる隠れたスポットがいくらでもあります。」と熱く語ってくれました。

また永野さんは「室戸でイベントを開催して、人を呼び込み、その帰り道に東洋町や北川村へ寄ってもらう。ほかの地域へ遊びに出かけてくれた方が室戸へ周遊したりと、地域全体で、盛り上げていきたいと思います。」と東部エリアの市町村と団結して、室戸を賑やかにしていきたいと意気込みます。

人員が少なく苦労することもあるそうですが、観光協会の会長として取り組んでいることのすべては、たくさんの人に室戸へ来てもらいたいという強い気持ちがあるからこそ。「なにかすることは大変ですが、少しでも地域が活気づいてくれると思えばね。」

室戸市観光協会の課題
人を呼び込むために必要不可欠なこと

自然や食材に恵まれている室戸ですが、やるべきことがまだあると永野さん。
「売れるものがいっぱいあるから、売り方を相手によって変え、なんでもかんでもあることをPRしないと。アピールの仕方以外にも、旅行に来たら欠かせない食事処や観光、宿泊施設のレベルを上げることも常連さんになってもらうために大事な要素だと思っています。これらも観光協会の役目かもしれん。ご飯を食べる所で言えば、室戸は刺身にできる魚がイワシから鯨まで獲れるんですけど、それを綺麗にさばいたり、加工できる人材を育てていかんと。」
そして観光協会という組織としても「副会長を僕が育てて、次の会長になってもらうようにせんといかんし、僕は僕なりのやり方でこの場所の良さを伝えていかんといきません。」と言います。

こういった観光客が立ち寄る施設の質の向上や、担い手の育成を課題だと捉えられるのは、会長自身が民宿を運営するオーナーであるからこそ、気づくことなのかもしれません。永野さんは、「毎日、長い時間働いていますよ。旅行に行くときも仕事をしています。」と笑います。

永野さんが想像する室戸の未来

近年では、ご当地グルメとして人気を博している室戸キンメ丼の誕生や、室戸岬を船で巡るクルージング体験の営業、オープン半年で10万人の来館者数を記録したむろと廃校水族館の開館などにより、室戸へ訪問する人は増えました。

観光振興に対して永野さんが思い浮かべるビジョンは、「大勢の旅行客にリピーターとして室戸に足を運んでもらうことです。そのためには少しでも滞在時間を延ばす仕組みをつくり、本当の室戸の醍醐味、素晴らしさを知って、感じてもらいたい。その第一歩として、幅広い年代のお客さんが参加できるような催しや体験プログラムを企画しています。」と言います。

毎年、開催している観光びらきや灯台まつりといった既存の行事を運営する以外にも、新しいイベントを計画したり、広報活動を行うなどの取り組みに尽力する室戸市観光協会のみなさん。
室戸へ遊びに来た時は、ぜひ観光協会の案内所にもお立ち寄りください。
地元の人だけが知っているようなスポットや、室戸のいろいろなことを教えてくれるかもしれませんよ。

「再発見 室戸」が開催された時の様子。
この日は芸能界きっての食通・ワイン通として知られる俳優の辰巳琢朗さんに、室戸へお越し頂きました。

室戸を思う存分楽しもう!

室戸市観光協会

公式ウェブサイトでは室戸市のイベント開催情報や自然、食、文化などの楽しめるスポットを紹介しておりますので、ぜひご覧ください♪

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