自然のまま。ありのまま。ひがしこうち旅

岩崎弥太郎が生まれた町、安芸市の魅力を伝える

安芸市観光ボランティアガイドの会 会長 小松正文さん

高知県安芸市は明治時代に地主であった畠中源馬が時計の構造を学び、作りあげた「野良時計」や重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「土居廓中・武家屋敷」、1982(昭和57)年に全国で初めての書道専門の美術館「安芸市立書道美術館」があるなどといった歴史や文化が香る町です。
また、三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎や、大正、昭和初期を代表する作曲家の弘田龍太郎などの偉人や著名人が生まれ育った地でもあります。


そんな安芸市には岩崎弥太郎生家の前に拠点を置きながら、市内名所のガイドを行う安芸市観光ボランティアガイドの会のみなさんがいます。

会長になって1年が経つ小松さんに、安芸市のことやガイドのことについて教えてもらいました。

安芸市観光ボランティアガイドの会が設立されたのは2000(平成12)年。現在、約30名のガイドさんが安芸市を訪れるお客さんをお出迎えしています。
会長の小松正文さんは2015年(平成27)年に「高知家・まるごと東部博」が開催された時、安芸市に多くの人が来ているのを見て、町のことをもっと知ってもらいたいと思いガイドになることを決意したと言います。
安芸市観光ボランティアガイドの会に入ってから安芸市の歴史や文化などの観光に関する勉強を始めました。「ガイドをするとなれば地元のことを知っておくのは当然のことですからね。今でも月に一度、地元企業の方を講師として、みんなで学習会を実施しています。」

土居廓中・武家屋敷や安芸市のシンボルともいえる野良時計などが残る土居地区は、安芸市の見どころのひとつです。

安芸市の見どころを聞いてみると、「土居廓中・武家屋敷の町並みや、岩崎弥太郎が生まれた家など昔の佇まいがそのまま残っていて、今でも守られているところが見どころですね。遊びに来てくれたお客さんは町の景色や建物を見て喜んでくれます。最近で言えば、地層に興味を持つお客さんが来ることも多く、波の浸食によってできた伊尾木洞もPRできる場所の1つで、貝の化石や天然記念物に指定されているシダ群落などは見る価値ありです。安芸市は田舎で、あまり都会的ではないですが、やっぱり、そういった素朴なところが一番の魅力じゃないかと思います。」と話してくれました。

ガイドの中で食についての話をすることもあるそうで、よく話題に挙がるのは、安芸沖で獲れたシラスを使った「釜あげちりめん丼」や、高知県立安芸桜ケ丘高校の生徒とメーカーが、地元のなすを使用して共同開発した「なすのプリン」です。
小松さんは「全国にちりめん丼はいっぱいありますが、安芸市のちりめん丼は注目されています。お客さんからもちりめん丼を食べましたと聞くことが多いです。海が綺麗で、県内有数のちりめんじゃこの産地ですからね。園芸ハウスを見かけると、安芸市の主要作物、なすの説明をする時もあるので、なすのプリンの話に繋がりますね。」と言います。

岩崎弥太郎銅像は1985(昭和60)年に、弥太郎の生誕150周年を記念して立てられたそうです。

岩崎弥太郎のことについてガイドをすることが多く、「弥太郎の人生、安芸での物語を説明しながら、生まれた家を見学してもらっています。2010(平成23)年に全国放送されたNHK大河ドラマ『龍馬伝』がきっかけで、大勢のお客さんが岩崎弥太郎生家を訪れてくれました。そして、その時から私たちは生家の前で無料ガイドの受付を始めました。『ガイドさんがいるから、説明をしてもらおう。』と言う方や、自由に家を見たあとに『弥太郎さんのことを教えてください。』と声を掛けてくれる方もいますので、ここにいる意味があると感じています。」と言う小松さん。

個人の観光客だけではなく、旅行ツアーで安芸市を訪れる旅行客にもガイドを行っています。「北は北海道、南は九州からお客さんが来てくれます。私たちは、お客さんが来たらちょっとでも長く足を止めて頂きたいと思っています。ツアーの場合、観光ポイントを周るので、1時間強のわずかな時間で、安芸市の特徴を説明しなければなりません。たくさん話したいことはありますが、限られた時間で町を案内するということは難しいですね。個人のお客さんであれば、ゆっくりお話をして遊んで行ってもらえます。」

お客さんとコミュニケーションを交わしていると、中には繋がりができる人もいるそうです。印象に残っているのは、東京都の岩崎旧邸の近くから来られた方が「こっちへ遊びに来るときは、ぜひ、連絡をください。」と言ってくれたり、外国の方からのお礼の手紙や品が届いたりした時もあったと微笑みます。

歴史や建物のガイドだけでなく、伊尾木洞などの案内もしています。

安芸市観光ボランティアガイドの会の未来について聞いてみると、「遊びに来てくれるお客さんを大事にしてファンを増やしていきたいです。今後も活動していくためには、現場でガイドをする人がいなくてはなりません。今は高齢の会員が多いので、若い人を入れて組織を活性化させていくことも大事だと考えています。」と言います。

小松さんにとってガイドとは、お客さんとの会話のキャッチボールを楽しむことです。「気になることを聞いてくれたり、ガイドのお願いをしてくれたりした時はより楽しいですし、喜んで帰ってくれる姿を見たら、嬉しい気持ちになります。」と最後に教えてくれました。
そんな安芸市観光ボランティアガイドの会の人たちと一緒に、みなさんも安芸市を巡ってみてはいかがでしょうか。歴史を学び、文化に触れ、美味しい地元の料理を食べ、よいひとときをぜひ、お過ごしください。

歴史や文化が香る町、安芸市へぜひお越しください!

安芸市観光ボランティアガイドの会

多くの偉人を輩出し、歴史が残る町を安芸市観光ボランティアガイドの会のみなさんと一緒に巡ってみませんか?
岩崎弥太郎生家の案内は無料で承っておりますので、お気軽にお声がけください♪
ガイドのご予約は安芸市観光ボランティアガイドの会 事務局(安芸市商工観光水産課内)まで。

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